―福島の「りんご」と福岡の「ゆず」を使いジャムを作りました!―
PROJECT
FLOW1 ジャム開発プロジェクト
【概要】
平成29年7月の九州北部豪雨発災以後、 みらいろ女子会は被災地の朝倉市杷木と朝倉郡東峰村の みなさんと交流を続けています。
「災害からの復興」に向けて寄り添いながら前進していく「福島×福岡」の絆の証として、 両県の特産物を合わせたジャムを作りました。
【はじまり】
 JAふくしま未来は2017年7月、福岡県のエフコープ生活協同組合と災害復興に向けた寄り添い活動に関する友好協力協定を結びました。
 同月、エフコープが管轄する朝倉市杷木と朝倉郡東峰村が九州北部豪雨で被災したことを受け、JAでは復興に向けた物的・人的応援を続けてきました。

 その中の人的交流活動の一つが、みらいろ女子会の交流でした。

 女性農業者をはじめ、消費者や地元企業など、様々な立場の女性が会員の同女子会は、設立初年度の視察研修の場として福岡を選定しました。
 2017年11月の研修では、被災地視察や仮設住宅の訪問、地元のみなさんとの交流を行い、災害の形は違うけれど、被災者同士だから分かり合える想いを共有しました。
 福岡のみなさんと距離を縮めることが出来たことから、それ以降も物的・人的交流を続けました。
みらいろ女子会-福岡視察-
女性農業者との交流
【福岡再訪問】
 両県の特産物で何か作りたい――――。

 2018年6月の視察研修で2度目の福岡訪問をした後に、参加した会員から提案が上がりました。
 それから、開発する商品を決める話し合いや協力企業との打ち合わせなどを重ねて、福島のりんごと福岡のゆずを使ったジャムを開発することに。
 方針が決定した4か月後の11月には、九州北部豪雨の被災地であり、ゆず産地でもある朝倉郡東峰村へゆず収穫に伺いました。
 エフコープのみなさんの協力などもあり、無事にゆず100㎏を収穫。すぐに、協力企業に送り加工を始めてもらいました。
福岡のゆずを収穫
収穫した大量のゆず
【ジャム開発~試食】
 ジャムの味やパッケージにも、会員のこだわりがギュッと詰まっています。
 ゆず収穫からしばらく経たないうちに、試食会やパッケージ検討会を行いました。集まった会員からの意見や提案は止まらず、気づくと2時間が経過している…という状況。福岡のみなさんや商品に対する想いが溢れていました。
 その時に出されたアイデアを反映させたサンプル品を12月15日の試食会兼パッケージ検討会で再確認。全員納得の出来で、商品が最終決定しました。
 その後、瓶詰のジャムとラベルシールやパッケージが到着。2019年1月に会員の手で、ひとつひとつ箱詰め作業を行い、商品が完成!
商品開発
試食会
【ジャム贈呈へ】
商品の企画から、全てのデザイン、原材料調達、箱詰めまで…。
 確かに、時間が無く大変でしたが、女子会員が集まれば、想いが形になる。あらためて、それを再確認することが出来ました。

試食会


―ジャムを贈って復興応援―
面白味が詰まったこのジャムによって、女子会らしい形で復興を盛り上げられますように。
―ゆずりんごジャムの面白味―

どちらも素材は「りんご」と「ゆず」
全く味が異なる2種類のジャムをお楽しみください


試食会
林檎×ゆず
りんごジャムに ゆず果汁を絞った 甘酸っぱジャム
パンやヨーグルト ドレッシングに◎
柚子×りんご
ゆずマーマレードに 角切りりんごを加えた ほろ苦ジャム
カクテルやチーズ お肉のソテーに◎
試食会
試食会

試食会

※このジャムはJAふくしま未来の「みらいろ女子会」が、福岡県のエフコープ生活協同組合の協力のもと企画しました。収益の一部は、福岡と福島の災害復興に役立てます。